ロイター通信が6日に報じたところによると、米国環境保護庁(EPA)は、煤煙汚染の基準を10年以上ぶりに強化すると発表した。ばいじんは微粒子状物質としても知られ、肺に吸い込むと健康被害を引き起こす可能性のある微粒子からなる大気汚染の一種だ。石炭や石油などの化石燃料の燃焼によって発生し、さまざまな工業プロセスの副産物でもある。EPAの新基準では、大気中に許容される微小粒子状物質の量を1立方メートルあたり12マイクログラムに制限する。EPAはまた、より大きな粒子状物質については現行の基準を維持すると発表した。
新基準は2023年に施行され、毎年数千人の早死や心臓・肺疾患の発症を防ぐことが期待されている。この動きは公衆衛生の擁護者たちからは称賛されているが、より厳しい基準を実施するにはコストがかかると主張する一部の業界団体からは批判されている。しかし、EPAは、新基準がもたらす恩恵はコストをはるかに上回ると見積もっており、新基準への適合に1米ドル投資するごとに、最大4米ドルの健康利益が得られるとしている。また、国内の多くの地域ではすでに新基準を達成しているため、産業界への影響は最小限にとどまるはずだとも指摘している。人体への悪影響に加え、煤煙汚染は農作物や森林、水域への被害など、環境にも悪影響を及ぼす可能性がある。
情報源
https://www.reuters.com/world/us/us-epa-tightens-soot-standards-first-time-decade-2023-01-06/
