ロイター通信が10月18日に報じたように、米連邦控訴裁判所は最近の判決で、ナスダックの取締役会多様性規則を支持した。同規則は、同取引所に上場している企業に対し、女性やマイノリティの取締役を取締役会に参加させるか、従わない場合は説明を行うことを求めている。裁判所は、同規則の阻止を求めた全米公共政策研究センターや公正な取締役選任のための同盟などの保守系団体による訴訟を却下した。裁判所は、証券取引委員会(SEC)はこの規則を承認するにあたり、その権限の範囲内で行動し、投資家の意見を考慮したと述べ、投資判断における取締役会の多様性情報の重要性を強調した。ナスダックはこの決定を歓迎し、市場主導のアプローチによって取締役会の多様性情報開示を強化するものであると評価したが、保守系団体は失望を表明し、上訴する計画を発表した。
このルールは2021年にSECによって承認されたもので、企業は年末までに女性、人種的・民族的マイノリティ、LGBTQ+のいずれかに該当する取締役を1名選任することを義務付け、2026年までに多様な取締役を2名選任することを要求している。裁判所は、ナスダックは民間企業であるため、政府の制限に拘束されないことを明確にし、この規則は割当制度ではなく開示義務であると主張した。この判決は、コーポレート・ガバナンスとダイバーシティへの取り組みにおいて重要な進展を示すものであり、裁判所は、投資家のために取締役の多様性に関する情報を標準化することの重要性を強調する一方、保守系団体が提起した憲法上の懸念に対処した。
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