シンガポールの南洋理工大学(NTU)と世界最大のビスコースメーカー、ロイヤル・ゴールデン・イーグル(RGE)[3308:HK]は共同で、古着などの使用済み繊維から新しい生地や素材を生産する繊維リサイクル研究センターを立ち上げた。 これは、使用済み繊維を単に再利用するだけでなく、リサイクルするシンガポール初の試みである。RGE-NTU持続可能な繊維研究センター(RGE-NTU SusTex)と名付けられたこのセンターは、シンガポール初の繊維リサイクル工場で試験的に研究を行う予定であり、早ければ2024年にオープンし、フル稼働時には年間8,760トン(Tシャツ5,840万枚分の重さに相当)の繊維廃棄物をリサイクルする見込みである。研究センターはRGEから600万SGD(436万米ドル)の投資を受けている。
RGEのペリー・リム専務理事によると、シンガポールでは昨年18万9000トンの繊維廃棄物が排出され、そのうち再利用されたのはわずか4%に過ぎなかった。リム専務理事は、綿などの原材料の寿命を延ばすためには、繊維製品をより高品質の素材にリサイクルする新しい方法を考案することが不可欠だと付け加えた。RGEは、環境への影響を最小限に抑えるため、漂白剤などの有毒化学物質を使用しない、低炭素で省エネルギーの繊維リサイクル工場の建設を目指している。この研究センターは、シンガポールの廃棄物ゼロのビジョンに沿った目標を掲げている。2015年に策定された「持続可能なシンガポールの青写真」では、国内のリサイクル率を2019年に17%、2020年に13%、2021年に13%から、2030年までに30%に引き上げることを目指している。
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