オーストラリアに本社を置く世界最大の鉄鉱石採掘会社であるリオ・ティント・グループ[RIO:LN]は、中国トップの鉄鋼メーカーである中国宝武[600019:CH]と、両国におけるグリーン・スチール・プロジェクトで協力するための覚書(MoU)を締結したと、6月12日付のBloombergが報じた。両社は、中国にあるBaowuの製鉄所のひとつにパイロット規模の電気製錬所を建設し、実証を行う。この製錬所は直接還元鉄(DRI)技術を利用し、低・中品位の鉱石から低炭素鋼を生産する。さらに、リオ・ティントと宝武は、様々な脱炭素化プロジェクトを模索する。これには、オーストラリアの鉱石から高品位鉄鉱石ペレットを生産するためのパレット化技術の最適化、高炉からの排出を削減するためのBaowu社の技術の更なる開発、西オーストラリアでの低炭素鉄生産機会の研究などが含まれる。
今回の提携は、リオとバオウのパートナーシップを強化するものである。両社は昨年9月、西オーストラリア州ピルバラ地域のウェスタン・レンジ鉄鉱石プロジェクトを総投資額20億米ドルで開発する合弁事業(JV)を設立した。その間、Baowuはまた、約13年間にわたって最大1億2650万トンの鉄鉱石を購入する販売契約をリオと締結した。石炭ではなく水素に依存する次世代製錬所に適した鉱石の供給という課題に直面しているリオ・ティントにとって、このパートナーシップは重要だ。こうした課題は、脱炭素化を経験する世界の鉄産業におけるリオの主導的地位を損なう可能性がある。Baowuの低炭素鉄鋼へのコミットメントは、2030年までに鉄鋼業における炭素排出量のピークを達成し、2060年までにカーボンニュートラルを達成するという中国の国家目標に沿ったものである。
サワーセス:
https://english.news.cn/20220915/b8dc436852dc4a41b9154f9f442815cf/c.html
