ロイター通信が1月15日に報じたところによると、ポーランドは、気候変動に対する前政権のスタンスからの脱却を示唆し、石炭エネルギーの明確な終息期限を設定する構えだ。先日行われた2023年10月の選挙で、8年間続いた法と正義党(PiS)の支配に代わる新政権が誕生した。ウルズラ・ジエリンスカ気候担当国務長官は、石炭火力発電の段階的廃止時期の策定を含め、環境問題への取り組みを強化する政府のコミットメントを発表した。現在、石炭はポーランドの電力の約70%を占めており、特に前政権が2049年まで石炭採掘を継続することで労働組合と合意していたことを考えると、この動きは大きな転換を意味する。科学者たちは、深刻な気候変動を回避するためには、この10年以内に石炭からの排出量を大幅に削減する必要があることを強調しており、国連事務総長のアントニオ・グテーレスがOECD諸国に対して2030年までに石炭を廃止するよう呼びかけていることと一致している。
12月に任命されたジエリンスカは、新政権がポーランドの気候・エネルギー計画を見直し、移行期間中に影響を受ける労働者や産業を支援することを確約した。同長官は当初、2040年までに90%の排出量を削減するというEUの目標に前向きな姿勢を示したが、その後の発言では、交渉と排出削減目標に関する明確な宣言の必要性を強調し、微妙な立場をほのめかした。この軟化したトーンは、EU内の特定の環境対策に対するポーランドの過去の抵抗とは対照的である。このような姿勢の変化にもかかわらず、ジエリンスカは、気候変動対策が社会に与える影響に対処するための政府の献身的な姿勢を強調し、2040年の気候目標に関するポーランドの立場を最終決定する前に、欧州委員会からの詳細な提案が必要であることを強調した。
情報源
https://www.reuters.com/sustainability/poland-plans-set-end-date-coal-power-2024-01-15/
