マッコーリーグループ[MQG:AU]のグリーン投資部門は、フランスのEngie SA [ENGIE:FP]および米国のエネルギー貯蔵会社Fluence Energy [FLNC:US]と協力関係を結び、オーストラリアのビクトリア州でエネルギー貯蔵プロジェクトを建設すると、12月1日付のReutersが報じた。マッコーリーの子会社とEngieがプロジェクトに出資し、Fluenceが20年間の建設と運営を担当する。蓄電池は150メガワット時(MWh)の電力を貯蔵・供給する能力を持ち、建設費は1メガワット(MW)あたり100万豪ドル未満で、総費用は最大1億5000万豪ドル(1億700万米ドル)となる。このプロジェクトは現在建設中で、2022年11月までに完成し、南半球の夏に代替電力を供給する予定である。
この蓄電プロジェクトは、ビクトリア州の再生可能エネルギー容量を引き上げ、送電網システムの安定性を確保する鍵となる、と3社は共通の声明を発表した。再生可能エネルギーはその断続性から利用率が低いため、蓄電池は既存の系統インフラに接続され、再生可能エネルギーの蓄電容量を拡大する。さらに、系統連系型蓄電池にはフルエンスのグリッドスタック技術が搭載され、柔軟な電力容量を提供するとともに、1600メガワットに達するエンギーの優れた送電能力の恩恵を受ける。ビクトリア州は昨年11月、ビクトリア州予算2020/21を発表し、アンドリュース労働党政権は、再生可能エネルギー・ハブの建設、重要な送電網インフラの改善、エネルギー・システムの脱炭素化に16億米ドルという史上最高額の投資を行うことを明らかにした。同州は、再生可能エネルギーによる発電の割合を2020年に26%以上に引き上げ、2025年までに40%、2030年までに50%を目標としている。
情報源
https://www.premier.vic.gov.au/making-victoria-renewable-energy-powerhouse
https://www.energy.vic.gov.au/renewable-energy/victorias-renewable-energy-targets
