日経アジアが2月15日に報じたところによると、日本政府は今年、持続可能な航空燃料(SAF)の生産と利用を促進するための方策を策定する官民委員会を設置する予定であり、2030年までに航空会社が従来のジェット燃料10%をSAFで代替できるようにする動きである。日本交通経済研究所(JTTRI)の試算によると、SAFの理論上の生産能力は、2030年までに年間706万~1,313万キロリットル(kl)に達する可能性があり、二酸化炭素と水素の混合物40%と、一般廃棄物および産業廃棄物32%で構成される。政府の政策の影響を考慮すると、JTTRIは、実際のSAF供給量は2030年までに年間134万klに達し、航空産業における燃料消費量の10%を供給するのに十分であると予想している。
SAFは化石燃料に比べ、二酸化炭素排出量が80%少なく、コストは2~5倍である。高価な製造コストのため、このような環境に優しい燃料は、2020年の世界のジェット燃料消費量のうち1%未満しか占めていない。日本は、SAFのコストを従来のジェット燃料と同程度の1リットル当たり1.83米ドル未満に下げることを目指している。この野望を達成するため、日本の日揮ホールディングス[1963:JP]と石油企業のコスモ石油[5021:JP]は、2025年から年間最大30,000klを生産できるSAF工場を大阪に設立する計画を立てている。また、シンガポール航空[SIA:SP]は2月、エクソンモービル[XOM:US]が提供するSAFの使用試験を3Q22から1年間開始すると発表した。昨年、国際民間航空機関(IACO)は航空会社に対し、2027年からの義務化に先立ち、2019年レベルからの排出量増加を止めるよう求めた。
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