インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、西パプア州での炭素回収・利用・貯留(CCUS)プロジェクトの開始を発表した。このプロジェクトはイギリスの石油メジャーBP [BP:LN] によって運営される予定で、インドネシア初の炭素貯留計画となる。エネルギー省関係者は、BPがこのプロジェクトに26億米ドルを投資することを明らかにしたが、BPはまだ具体的な投資額を発表していない。このプロジェクトは、最大1.8ギガトンの二酸化炭素(CO2)を貯蔵する可能性があり、最初の炭素注入は2026年に予定されている。このプロジェクトは、BPが最近西パプアで完成させた48.3億米ドルのタングートレイン3液化天然ガス(LNG)プロジェクトに続くものだ。
化石燃料に大きく依存しているインドネシアは、炭素回収・貯留(CCS)とCCUSプロジェクトを、脱炭素化とエネルギー転換を追求する上で極めて重要な手段と考えている。同国は、枯渇した炭化水素貯留層を温室効果ガスの貯蔵施設として活用しようとしている。同国には、枯渇した石油・ガス貯留層に8ギガトン、塩水帯水層に400ギガトンの炭素貯留能力があると推定されている。現在、同国ではBPのプロジェクトを含む15のCCSおよびCCUSプロジェクトがさまざまな準備段階にあり、投資総額は80億米ドルに近い。最近、米国の石油・ガス大手エクソンモービル[XOM:US]も、インドネシアでCCS施設と石油化学プロジェクトを開発するために150億米ドルを投資する計画を発表した。さらにインドネシア政府は、海外からの温室効果ガスを国内で貯蔵できるようにする規制を最終決定している。
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