インド最大のガス生産会社GAIL (India) Limited [GAIL:IN]が、2040年までに事業からの排出量をネットゼロにする目標を設定したと、8月26日付のロイター通信が報じた。GAILのマノジ・ジャイン会長によると、同社のネットゼロ目標は、2070年までにネットゼロを達成するというインドのビジョンに沿ったものだという。同社は2040年までに、スコープ1とスコープ2の排出量をゼロにし、スコープ3の排出量を40%削減する予定である。Scope1とScope2の排出量は組織自体の事業活動から発生するもので、Scope3は組織のバリューチェーンで発生する間接的な排出量である。
GAILは、ネット・ゼロの公約を達成するため、天然ガスの供給を拡大し、再生可能エネルギーの生産にも手を広げている。同社は、全国14,500kmのトラック路線網に、約5,000kmのガス輸送パイプラインを追加している。さらに、インドールの都市ガスネットワークに水素混合天然ガスを導入した。二酸化炭素排出量を削減するため、GAILは2030年までに3ギガワット(GW)の再生可能エネルギー容量を開発することも誓った。天然ガスの供給拡大は、エネルギーミックスに占める天然ガスの割合を現在の6%から2030年には15%に引き上げるというインド政府の目標に沿ったものだ。インドのハーディープ・シン・プリ石油・天然ガス相によると、同国は当面、増大するエネルギー需要を満たすために炭化水素に依存し続ける。
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