ロイター通信が11月29日に報じたところによると、世界的な銀行監視機関であるバーゼル委員会は、2026年1月から気候変動が銀行に与える事業への影響について詳細な情報を公表することを提案した。その目的は、投資家や規制当局が銀行の気候変動関連リスクの管理状況を評価するのを支援することだ。提案されている開示は、銀行間の気候変動エクスポージャーの比較を容易にし、銀行が安定性のために十分な資本を維持できるようにするものである。
委員会は、この枠組 みに柔軟性を持たせることを目的としており、一般からの フィードバックに基づき、どの開示を義務化し、ど の開示を各国の銀行規制当局の裁量に委ねるか を決定する予定である。提案されている枠組みは、スコープ1、2、3 の温室効果ガス排出量を含み、融資や投 資に伴う融資排出量に焦点を当てている。委員会は、銀行が取引先からデータを入手する際に直面する可能性のある課題を認識している。提案されている情報開示は、国際サステナビリティ基準委員会(International Sustainability Standards Board)が定めた、より広範な企業の情報開示を補完するものであるが、EUや米国などの地域における企業の気候変動に関する情報開示とどのように整合するのかは、まだ不透明である。
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