25日付のCaixinによると、中国最大の電池メーカーである現代アンペレックス・テクノロジー(CATL)[300750:CH]は5月21日、ナトリウムイオン電池を7月頃に発売すると発表した。同社はまた、新しいナトリウムイオン電池の価格は、サプライチェーンがまだ発展途上であるため、リチウムイオン電池よりも若干高くなるとしている。この他、CATLは新型電池の詳細については明らかにしていない。
似たような技術にもかかわらず、ナトリウムイオン電池の研究進歩はリチウムイオン電池に比べて比較的遅れている。民生用の第一世代のナトリウムイオン電池は2015年に登場した。リチウムイオン電池と比較すると、ナトリウムイオン電池はエネルギー密度と生産コストにおいてまだ欠点がある。その上、ナトリウムイオン電池の現在の生産コストもリチウムイオン電池より高い。このような制約があるため、ナトリウムイオン電池が乗用車の用途でリチウムイオン電池に取って代わることは現在のところ難しく、リチウムイオン電池が新エネルギー自動車(NEV)電池市場の支配的地位を維持することになる。リチウムイオン電池の市場規模は2021年に400GWhに達し、2025年には1400GWhに達すると予想される。
一方、リチウムイオン電池に比べ、ナトリウムイオン電池は地球上の原料埋蔵量の点で明らかに有利である。地殻中のナトリウム含有量は2.4%であるのに対し、リチウムの埋蔵量はわずか0.0065%である。現在、中国のリチウム資源の70%は輸入に頼っている。一部の専門家は、ナトリウムイオン電池の研究開発の主な原動力はリチウム価格の上昇にあると考えた。複数の投資研究機関は、将来、ナトリウムイオン電池はNEV電池市場を補完し、主にエネルギー密度の低い需要地域で使用される可能性があると示唆した。
情報源
https://36kr.com/p/1238264654795394
http://www.cs.com.cn/cj2020/202105/t20210524_6169601.html
