中国の大手電池メーカーである現代アンペレックス・テクノロジー社(CATL)[300750:CH]は、3月25日にPR Newswireが報じたように、四川省宜賓市にネット・ゼロ・カーボン・エミッションを特徴とする電池工場を設立した。同工場は、スイスの検査・検証・試験サービス会社SGSからカーボンニュートラルに関するPAS 2060認証を取得し、新エネルギー産業における世界初のゼロカーボン工場となった。中国企業によると、持続可能な産業エコシステムを構築するため、宜賓工場での経験を生かし、世界10カ所の生産拠点すべてでカーボンニュートラルを目指すという。
ゼロ・カーボン認証工場は、豊富な水力発電資源を持つ立地の恩恵を受けている。工場の消費電力の80%以上は水力発電によるもので、年間約40万トンの二酸化炭素排出量を削減している。そのほか、同工場では、製造工程全体で無人物流車と電気フォークリフトを広く適用しており、工場内の輸送と倉庫管理においてゼロ・カーボン・オペレーションを可能にしている。CATLは昨年10月、中国湖北省に50億ドルを投じてバッテリー・リサイクル専用の新工場を建設すると発表した。電気自動車(EV)の廃バッテリーからコバルトとリチウムを抽出し、バッテリーのライフサイクルを通じてカーボンニュートラルの実現を目指す計画だ。
情報源
