オーストラリア再生可能エネルギー庁(ARENA)は、オーストラリア政府から3,350万豪ドル(2,420万米ドル)を投資し、今後10年間のバイオエネルギー開発のロードマップを発表した。このロードマップに基づき、政府は民間部門と公的部門を指導し、バイオエネルギー産業への政策決定と投資を行う。ARENAは、バイオエネルギー産業は年間72億米ドルの経済貢献、26,200人の新規雇用創出、9%の温室効果ガス(GHG)排出削減、さらに6%の埋立廃棄物転換が可能であると述べている。
このロードマップは、ARENAが過去8年間に9,470万米ドル以上をバイオ電力やバイオガスの生産、バイオ燃料、効率的な原料採取技術、廃棄物からのエネルギー生成を目指すプロジェクトに投資したことを受けて作成された。従来の燃料に代わるものとして、バイオエネルギーは、熱発生、航空・海洋燃料、再生可能ガスなど、排出削減が困難な産業における排出を削減することができる。とはいえ、国内におけるバイオエネルギーの生産能力シェアはわずかである。2020年には、オーストラリアの再生可能エネルギー生産量に占めるバイオエネルギーの割合は5%に過ぎず、消費量の割合は50%である。ARENAによれば、バイオエネルギーは、2050年代には、現在の3%に対し、20%を供給する可能性がある。先日のCOP26サミットで、オーストラリアのスコット・モリソン首相は、2050年までに自国の排出量を正味ゼロにすることを約束した。
情報源
https://www.argusmedia.com/en/news/2275499-australia-eyes-expanded-bioenergy-sector
